「朝起きたら片目だけ赤くてびっくりした」
「気づいたら目が充血していて心配」
そんな経験、ありませんか?
年齢を重ねると、ストレスやホルモンバランスの変化、環境の影響で目の調子が崩れやすくなります。目の充血は疲れや乾燥だけが原因とは限らず、時には重大な病気のサインであることも。
そこで本記事では、目が赤くなるメカニズムから、家庭でできる応急処置、眼科を受診するタイミング、日々の予防法までお伝えしていきます。
目が充血するメカニズム
目が充血するのは、目の表面にある血管が広がって赤く見えるためです。普段は細くて目立たない血管が、炎症や刺激を受けることで血流が増し、血管が大きく広がります。
炎症は、目がホコリや細菌、ウイルスなどの異物に触れたときに起きる自然な体の反応です。目の組織を守るために免疫細胞が集まり、血管を広げて防御物質を送り込むため、血管が目立ってしまいます。たとえば、花粉や煙に触れたときに充血が起こりやすいのはこのためです。
また、目の疲れや乾燥も原因です。目の疲れや目の乾燥を回復させるために、血管を広げて栄養や酸素を運ぼうと働きかけます。その結果、血管が目立ってしまい充血がみられます。
さらに、ストレスも充血する原因のひとつです。ストレスが持続的にかかると、自律神経のバランスが崩れます。自立神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管の収縮、副交感神経は血管の拡張に働きかけます。バランスが崩れて自律神経の働きが不安になると血管の動きも不安定になるため、血流が増えて充血する場合があるのです。
このような充血は、一時的であれば休息や目薬で改善できます。しかし、充血が長く続く場合や、片目だけ強く赤くなって痛みやかゆみ、目やにが出る場合は、感染症をはじめとする眼病の可能性があります。放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。
目の充血を引き起こす主な原因
ここでは、目の充血を引き起こす主な原因を解説します。
充血の原因には、眼病が原因であることが多くあります。各眼病は似通った症状があるものの、原因や症状に違いも。眼病ごとの症状や原因を表にまとめてみましたので、ぜひご自身の症状に該当するかチェックしましょう。
眼病名 | 症状・特徴 | 原因 |
---|---|---|
アレルギー性結膜炎 | かゆみ・目の赤み・涙・目やに・くしゃみなどが特徴。 | 花粉・ダニ・ペットの毛・アレルゲンが付着したコンタクトレンズ。 |
結膜炎(感染性・非感染性) | 白目の充血・目やに・かゆみ・異物感など。 | ウイルスや細菌による感染、アレルギー、乾燥や紫外線などの刺激。 |
ぶどう膜炎 | 黒目のまわりが充血(毛様充血)・視力低下・光をまぶしく感じる・痛み。 | 自己免疫疾患、細菌・ウイルス感染、外傷など。 |
ドライアイ・眼精疲労 | 目のショボショボ感・ゴロゴロ感・充血・まぶしさ・疲れ。 | パソコンやスマホの長時間使用、加齢、コンタクトレンズ、ストレスなど。 |
急性閉塞隅角緑内障 | 激しい目の痛み・頭痛・吐き気・急な視力低下・充血。 | 房水の流れが急に閉塞することによる眼圧上昇(加齢・狭隅角眼が要因)。 |
角膜炎・翼状片 | ゴロゴロ感・異物感・充血・視界のかすみ。翼状片は膜が黒目にかかってくる。 | 外傷、コンタクトレンズ不適合、紫外線、乾燥、加齢。 |
目の充血とは?種類と特徴を理解しよう
目が充血するといっても、赤くなる部分や見た目はさまざまです。実は、充血の種類によって原因や対処の仕方が変わってきます。ここでは、代表的な3つの充血タイプについてわかりやすくご紹介します。
結膜充血(白目の周辺部が赤くなる)
結膜充血とは、白目の表面にある薄い膜の血管が広がって、目の周りが赤く見える状態です。目の外側がはっきり赤くなるのが特徴で、よく見られる充血のタイプです。
考えられる原因は、以下があります。
- 花粉やダニなどのアレルギー
- ウイルスや細菌による感染
- ドライアイや目の疲れ
- 長時間のコンタクトレンズ使用
- コンタクトレンズの雑菌繁殖
症状としては、白目の外側から全体にかけて赤くなる状態が見受けられます。また人によっては、目がかゆくなったり異物感を感じたり、涙が出やすくなったりすることがあります。両目に起こることが多いのも特徴です。
毛様充血(黒目周辺が赤くなる)
毛様充血は、黒目の周りにある深い部分の血管が広がって赤くなる状態です。黒目のまわりだけがぼんやり赤くなるのが特徴です。
考えられる原因には、以下があります。
- ぶどう膜炎の発症
- 急性閉塞隅角緑内障の発症
- 細菌やウイルスの感染
- 外傷による角膜炎 など
症状としては、黒目の周囲がにじむように赤くなる状態が見受けられます。また人によっては、強い痛みやまぶしさを感じることがあります。視力が落ちる場合もあるため、毛様充血の疑いがある方はできるだけ早く医療機関を受診してください。
結膜下出血(白目が真っ赤に出血)
結膜の下にある細い血管が破れて、白目の部分に真っ赤な出血が広がる状態です。インパクトある外見ですが、痛みはほとんどなく多くの場合は自然に治ります。
原因は、目を強くこすることや、くしゃみや咳で圧力がかかることが挙げられます。また、高血圧や糖尿病で血管が弱くなっていることや、血液をサラサラにする薬の影響、加齢による血管の変化や外からの刺激も原因の一つです。
症状としては、白目の一部または広い範囲が赤くなる状態が見受けられます。基本的に痛みやかゆみ、視力の変化はほとんどありません。なお、片目だけに起こることが多いのが特徴です。
目の充血を和らげる応急処置の方法
目の充血の多くは軽いトラブルが原因で、一時的なことがほとんどです。ここでは、簡単にできる対処法と、眼科を受診したほうがよいタイミングについてお伝えします。
市販目薬を使う
充血が気になるとき、手軽に使えるのが市販の目薬です。ただし、症状によって選ぶべき成分が違うため、自分の状態に合った目薬を選びましょう。
アレルギーや結膜炎の可能性がある場合
抗アレルギー成分や炎症を抑える成分が入った目薬がおすすめです。 目のかゆみや涙が多いときに使ってみてください。
疲れ目の場合
ビタミンB12やネオスチグミンなど、眼精疲労に効果的な成分が配合された目薬が適しています。 パソコンやスマホを長時間使った日や、夕方に充血が気になるときにおすすめです。
ドライアイの場合
人工涙液タイプの目薬で目をしっかりうるおすことが基本です。 保存料が少ないものや、防腐剤無添加のタイプを選ぶと安心です。
どの目薬も長期間の使用は避け、改善が見られない場合は眼科を受診しましょう。
ゴミが入った場合は目をこすらず清潔に保つ
目にゴミやまつ毛が入ると、ついこすりたくなってしまいますが、こすると目の表面が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあります。目に異物が入ったときは、次の方法で対処してください。
- 清潔な手で下まぶたを軽く引いて、涙で自然に異物が流れるのを待つ
- 人工涙液の目薬で目を洗い流す
- 汚れた手で触らず、清潔なティッシュなどを使う
異物感が続く場合は無理に取らず、眼科を受診しましょう。
コンタクトレンズを外して様子を見る
コンタクトを使っている場合は、まずレンズを外して目を休ませましょう。長時間の装用やレンズの汚れ、ズレが充血の原因になることがあります。コンタクトを使用している方は、以下の対処をしましょう。
- 目がゴロゴロしたり乾燥、充血を感じたら装着を中止する
- 毎日正しくケアして清潔に保つ
- 不調が続くなら使用をやめて眼科で診断を受ける
特にソフトレンズは角膜炎などのリスクが高いため、自己判断で使い続けるのは避けてください。
目の充血における受診のタイミングは?
目の充血が2〜3日続いて改善しなかったり、痛み・かゆみ・違和感など他の症状があったりする場合は、早めに眼科を受診しましょう。また、以下のような場合も受診の目安です。
一般的な受診目安
- 目薬を使っても症状が変わらない
- 充血が繰り返す(治ってもすぐに赤くなる)
- 片目だけ赤くて左右で症状が違う
- コンタクトレンズを外しても赤みが続く
- 目にゴミが入った感じが長く続く
速やかな受診が必要となる症状
- 強い痛みやまぶしさがある
- 目が真っ赤に出血している(結膜下出血など)
- 視界がかすんだりぼやけたり、光の輪が見える
- 黄緑色や膿のような目やにが大量に出る
- 発熱や風邪の症状と一緒に充血がある
- 片目だけが特に真っ赤で部分的に赤みが強い
これらは急性緑内障や感染症、ぶどう膜炎など重い病気の可能性があるため、早めの受診が重要です。少しでも違和感があれば「念のため」と思って、眼科に相談してみましょう。
目の充血を防ぐ日常ケアと生活習慣の改善
目の充血は、普段の生活習慣から見直すことが大切です。ここでは、毎日気軽に取り入れられるケア方法を5つご紹介します。
十分な休息をとる
目の充血を防ぐには、しっかりとした睡眠と休息が欠かせません。睡眠不足が続くと目の血流が悪くなり、血管が広がって充血しやすくなるためです。また、目の細胞は夜の休息時間に修復されるため、質の良い睡眠は健康な目を保つことにもつながります。
たとえば「寝ても疲れが取れない」という日は、昼間に15分ほど目を閉じて横になるだけでも目の疲れが軽減されます。毎日6〜7時間以上の睡眠を目標に、目も体もゆっくり休ませてあげましょう。
スマホ・PCを適切に使用する
スマホやパソコンを長時間使う方は、目の酷使に要注意です。画面を見続けるとまばたきの回数が減るため、目が乾きやすくなって充血しやすくなります。特にスマホは近くで見るため、ピントを合わせる目の筋肉を酷使しがちです。
1時間に1回は10分ほど休憩をとり、遠くを見たり目を閉じたりして目の緊張をほぐしてあげてください。画面の明るさを抑えたり、ブルーライトカットのメガネを使ったりするのもおすすめですよ。
乾燥対策と目の保湿を行う
目の乾燥を防ぐことは、充血予防につながります。乾燥した目はバリア機能が弱まり、炎症を起こしやすくなって血管が広がる原因に。
エアコンの風が直接当たる場所では加湿器を使ったり、加湿機能付きの空気清浄機を活用しましょう。ドライアイが気になる方は、目薬でこまめに保湿するのもおすすめです。乾燥を感じたら、こまめに加湿し、目薬で潤いを補ってあげましょう。
目に良い栄養素を摂取する
毎日の食事で目に良い栄養素を意識して摂るのも大切です。具体的な栄養素を挙げると、ビタミンA、C、E、ルテイン、アントシアニンなどは目の健康を守り、血流改善や酸化ストレスの軽減に役立ちます。
たとえば、にんじん・ほうれん草・かぼちゃなどの緑黄色野菜や、ブルーベリー・鮭・ナッツ類がおすすめです。忙しいときはサプリメントで補うのも一つの方法ですよ。目によい食べ物を取り入れて、内側からしっかりケアしていきましょう。
ストレスを軽減させる
ストレスも目の充血の原因になることがあります。ストレスを軽減させるために、深呼吸や軽い散歩、好きな音楽を聴く、趣味の時間を持つなど、リラックスできる時間を意識的に作ってみてください。
たった10分「何もしない時間」を作るだけでも、リフレッシュできます。ストレスは目にも大敵。毎日少しでもリラックスできる工夫をしてみてくださいね。
目の疲れから来る充血にはサプリメントもおすすめ!
「夕方になると目が赤くなる」「目が重だるくしょぼしょぼする」などの症状は、目の疲れや乾燥が原因かもしれません。スマホやパソコンの長時間使用、睡眠不足、ストレスが充血を招くことも。生活習慣の見直しに加え、ビタミンや抗酸化成分を含むサプリメントで内側からケアするのもおすすめです。
サプリメントの選び方
目のケアサプリを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- 抗酸化成分のルテインやゼアキサンチンが含まれている
- ラズベリーやDHAなど、うるおいや機能をサポートする成分が入っている
- ビタミンA・C・EやB群など、目の粘膜や神経を助ける栄養素が補える
- 専門家の監修があり、安心感がある
毎日続けるものだから、体にやさしく信頼できるサプリを選びたいですね。
おすすめはEyepa(アイーパ)!
どれを選べばいいか迷ったら「Eyepa(アイーパ)」がおすすめです。ルテイン・ゼアキサンチン・ラズベリーなど、ひとみに必要な成分をバランスよく配合したサプリで、眼科医が監修しているので安心感があります。
年齢とともに気になるピントのぼやけや乾きにも配慮されており「市販の目薬では満足できない」「内側からケアしたい」方にもぴったりです。ひとみの疲れが続くと、家事や仕事がつらく感じたり、趣味を楽しめなかったりします。外からだけでなく内側からもケアして、充血しにくい健康なひとみを目指しましょう。
まとめ
目の充血は、アレルギーや疲れ、年齢による変化など、さまざまな理由で起こるものです。軽いときは目薬や休息でラクになりますが、痛みや視力に変化を感じたら、早めに眼科で診てもらいましょう。普段から目を大切にするケアや生活習慣の見直しも大切です。
疲れや乾きを感じたら、内側から助けてくれる「Eyepa(アイーパ)」のサプリもおすすめです。忙しい毎日の中でも、1日たった2粒で目にいい幅広い栄養素を取り入れられます。お得に試したい方は、定期便がおすすめです。回数縛りがなく初回限定でお得に購入できます。
サプリメントもうまく活用しながら無理なく生活習慣を変えて、目の充血や眼病を対策しましょう。

