アフターピル「エラ」は比較的新しい緊急避妊薬で、性行為後120時間まで高い避妊効果が期待できます。
エラを含むアフターピルは通常、医療機関を受診し、医師からの処方のみでしか購入できません。
しかしインターネット上には、医師の診察が不要と謳われる非正規ルートの製品が出回っています。
このような製品の中には、効果がないどころか健康被害を及ぼす可能性のある「偽物」が含まれているのが現状です。
この記事では、偽物のアフターピルの見分け方や安全にアフターピルを入手する方法を解説します。
偽物のアフターピルは避妊効果が得られない可能性がある

処方箋なしで入手した偽物のアフターピルを服用することは大変危険であり、期待される避妊効果が得られない可能性が高いです。
偽物の場合、有効成分が全く含まれていなかったり、表示とは異なる成分が入っていたり、不純物が混入していたりするリスクが考えられます。
医薬品としての品質が担保されていないものを服用しても、妊娠を防ぐ効果は期待できません。
それどころか、何が入っているか分からないため、予期せぬ健康被害や重篤な副作用を引き起こすリスクさえあります。
安易な方法で入手した医薬品には、リスクが常に伴います。
本物のアフターピルを入手するには、医師の診察を受けることが必須です。
ルナレディースクリニックは再診だけでなく、初診からオンライン診療が利用できます。

アフターピル「エラ」偽物と本物の見分け方

アフターピル「エラ」は、錠剤やパッケージなど見た目から偽物と判断するのが難しいものも出回っています。
偽物だと見分けるためには、入手経路・価格・パッケージや錠剤の特徴をチェックすることが重要です。
診療なしや個人輸入で入手していないか
医師の診察を経ずに個人輸入などで入手した医薬品は、品質・有効性・安全性が確認できず、偽物や粗悪品が含まれている可能性があります。
アフターピルは、専門的な知識を持つ医師の判断と処方箋が必要な「医療用医薬品」です。
正規のルートでは、必ず医師による診療を経て処方されます。
医師の診察を受けずに処方医薬品を販売することは、販売者にとって医薬品医療機器等法違反となる可能性があります。購入者側も健康被害が発生した場合、救済が受けられないリスクがあるため避けるべきです
厚生労働省も個人輸入による医薬品の入手に対して、繰り返し注意喚起を行っています。
正規のルートを通さずに入手した時点で「偽物かもしれない」と疑うべきです。
参照元:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」「医薬品等の個人輸入について」
価格が相場よりも安すぎないか
アフターピルの価格が、正規の医療機関で処方される相場よりも安い場合は、偽物である可能性が高いです。
アフターピルには、薬自体の価格に加え、医師の診察料などがかかります。
アフターピルの価格が、正規の医療機関で処方される相場よりも極端に安い場合、特に診察を伴わない入手方法の場合は、偽薬や粗悪品の可能性があるため注意が必要です。
もし、これよりも大幅に安い価格で「エラ」が販売されているのを見かけたら、偽物かもしれないと疑った方がよいでしょう。
偽物は、コストをかけずに製造されるため、低価格で販売される傾向があります。
ただし中には本物に近い価格設定で販売し、消費者を騙そうとする悪質な業者もいるので、価格だけで断定はできません。
価格は、あくまで判断材料の一つとして捉えましょう。
パッケージに違いはないか
偽物を見分けるうえで、パッケージに本物と違う点がないかチェックすることも大切です。
巧妙な偽物はパッケージまで本物に近づけている場合がありますが、以下の点に注目することで、不審な点に気づける可能性があります。
- 日本語表記があるか
正規の医薬品は、日本の法律に基づいた正確な添付文書や表示があります。 - 印刷の粗さ
偽物は印刷が粗く、文字や画像が滲んでいたり、ぼやけていたりすることがあります。 - フォント
フォントの種類が異なったり、文字の太さや間隔がおかしかったりする場合があります。 - 色合いやデザイン
全体的な色合いが異なったり、デザインの細部がずれていたりすることがあります。
販売サイトの運営情報や口コミをチェックする
購入を検討しているサイトが信頼できるかどうかを見極めるには、運営者情報や利用者の口コミをしっかり確認することが大切です。
信頼できるサイトであれば、会社名・所在地・連絡先・責任者名など、詳細な運営情報が明記されているはずです。
一方、運営者情報の記載が不十分だったり、記載自体がなかったりする場合は、偽物を販売している可能性もあります。
また、実際にそのサイトを利用した人の口コミや評判を調べることも重要です。
SNSやレビューサイトなどで「偽物だった」「届かなかった」「対応が悪い」といった情報が見つかる場合、そのサイトからの購入は避けた方が安全です。
運営者情報が曖昧で、悪い口コミが多いサイトは利用しないようにしましょう。
安全にアフターピルを入手する方法

偽物のリスクを回避し、確実に効果と安全性が保証されたアフターピルを入手する方法は、正規の医療機関を通じて処方してもらうことです。
安易な個人輸入などに頼ることは、あなたの健康と将来を危険に晒す恐れがあるため、必ず正規のルートで購入しましょう。
婦人科などの医療機関で処方してもらう
アフターピルを安全かつ確実に入手するためには、婦人科などの医療機関を受診して医師から処方してもらうことが信頼できる方法です。
医師はあなたの健康状態や状況を適切に判断し、最適な種類のアフターピルを選択してくれます。
疑問や不安があれば、その場で医師に質問することも可能です。
また万が一副作用が発生した場合でも、医師が適切な対応を行うことができます。
費用はかかりますが、ご自身の身体と心の安全を最優先に考えるなら、この方法が最も確実です。
緊急性の高い状況なので、事前に医療機関に電話で相談し、アフターピル処方が可能か、受付時間などを確認しておくとスムーズです。
オンライン診療を受診する
近年では、スマートフォンやパソコンを使って受診できるオンライン診療も利用されています。
自宅にいながら医師の診察を受け、処方されたアフターピルが自宅に配送される仕組みです。
- 自宅などから手軽に受診できる
- 移動時間がかからない
- 自宅に処方されたアフターピルが届く
- 夜間や土日にも対応している場合がある
ただし、オンライン診療でも正規のクリニックや医療機関が提供するサービスを選ぶことが大前提です。
厚生労働省の指針に従って運営されているオンライン診療サービスであれば、安心して利用できます。
安全な入手方法を選ぶことで、避妊の効果を確実に得られるだけでなく、自身の健康を守ることにもつながります。
ルナレディースクリニックなら、診察からお薬の処方まですべてスマホ一つで完結するので、自宅にいながら気軽に診察を受けられます。

通販でアフターピルを購入するリスク

通販では気軽にアフターピルを購入できますが、リスクを考えるとメリットが全くありません。
ここでは、通販でアフターピルを購入することのリスクを詳しく解説します。
偽物や粗悪品が届く可能性がある
最も重大なリスクは、効果のない偽物や健康被害を引き起こす可能性のある粗悪品が届くことです。
インターネット上には、正規メーカーや医療機関とは関係のない業者が、見た目だけを似せた偽薬を販売している場合があります。
このような薬は、成分が不明であったり、不純物が混入していたりするため、服用しても避妊効果が得られないだけでなく、思わぬ健康被害につながる可能性があります。
最悪の場合、命に関わることもあるということを理解しておきましょう。
届くのに時間がかかる、届かないなどの配送トラブル
アフターピルは、性行為後できるだけ早く服用する必要があります。
しかし海外からの通販や個人輸入では、配送に時間がかかることが多く、必要なタイミングまでに手元に届かないリスクがあります。
また税関で止められたり、業者が商品を発送しなかったりといった配送トラブルに見舞われる可能性もゼロではありません。
エラは120時間以内に服用できないと避妊効果を発揮しないので、配送トラブルや配送遅延の可能性がある通販を選ばないようにしてください。
副作用が起きても対応が難しい
医療機関やオンライン診療で処方されたアフターピルは、万が一副作用が現れた場合でも、医師に相談し適切な指示や処置を受けられます。
しかし、通販で入手した偽物や粗悪品を服用して体調が悪化した場合、相談できるところがありません。
医療機関を受診しても、製品に何が含まれているか不明なため、医師も適切な対応が難しい場合があります。
副作用だけでなく、重篤な健康被害につながるリスクも否定できません。
医療機関のサポートを受けられない状況での服用は、非常に危険なので、絶対に避けてください。
ルナレディースクリニックは、診察前に無料で相談ができます。
不安な気持ちでお過ごしの方は、ぜひ利用してみてください。

まとめ
アフターピル「エラ」は、予期せぬ妊娠を防ぐための緊急避妊薬ですが、インターネット上には偽物や粗悪品が見られます。
偽物を服用すると避妊効果が得られないだけでなく、健康被害のリスクも伴い、大変危険です。
エラの偽物を見分ける方法として、以下が挙げられます。
- 診療なしや個人輸入で購入しない
- 相場より著しく安い価格では購入しない
- パッケージや錠剤に違和感がないかチェックする
安全にアフターピルを入手するための方法は、婦人科などの医療機関を受診するか、信頼できるクリニックのオンライン診療を利用し、医師の診察を経て処方してもらうことです。
通販や個人輸入は、偽物のリスク・配送トラブル・健康被害など、計り知れない危険を伴います。
身体と健康、そして将来を守るために、安易な方法を選ばず、必ず正規のルートでアフターピルを入手してください。
もしすでに個人輸入などで入手してしまい、本物かどうか不安な場合は、絶対に服用せず、医療機関に相談してください。

