精子の運動率の基準値はどのくらい?低くなる原因と妊娠の可能性、今できる対策とは

精子の運動率の基準値はどのくらい?低くなる原因と妊娠の可能性、今できる対策とは

精子の運動率は、妊娠の成立に関わる重要な指標のひとつです。運動率が低いと妊娠しにくくなる可能性がありますが、基準値を下回ったからといって、自然妊娠ができないわけではありません。

精子の運動率には、体の状態や生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。そのため、まずは運動率の意味や基準値を正しく理解し、できることから取り組むことが大切です。

この記事では、精子の運動率の基準値や低くなる原因、妊娠への影響をわかりやすく解説します。食事や生活習慣など、妊活中の男性が今日から取り組める対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

精子の運動率とは

精子の運動率は、精液検査で確認できる項目のひとつです。妊娠に関わる重要な指標ですが、数値が高ければ必ず妊娠できるというものではありません。

まずは、精子の運動率が何を示しているのか、どのくらいの数値が基準となるのかを確認していきましょう。

精液検査でわかる精子の「運動率」ってなに?

精子の運動率とは、精液中に含まれる精子のうち、動いている精子の割合を示す数値です。精液検査で調べる項目のひとつで、主に次の2つの指標があります。

総運動率前進している精子と、その場で動くなど前進せずに運動している精子を合わせた割合
前進運動率前方へ進んでいる精子の割合

総運動率には、前に進む精子だけでなく、その場で尾を動かしている精子や、前進せずに動いている精子も含まれます。一方、前進運動率は、前方へ移動している精子の割合を示すものです。

精子が卵子にたどり着くには前方へ進む力が必要なため、妊娠を考えるうえでは、単に動いているかどうかだけでなく、前進運動率も重要な指標となります。 

精子の運動率の基準値

世界保健機関(WHO)によると、精子の運動率の基準値は以下のように示されています。

項目下方基準値
総運動率42%
前進運動率30%
出典:WHO laboratory manual for the examination and processing of human semen, 6th ed

これらは、パートナーが12か月以内に自然妊娠した男性の検査データをもとに設定された下方基準値(下限値)です。

ただし、この値を下回ったからといって、自然妊娠ができないわけではありません。 反対に、基準値を満たしていれば必ず妊娠できるというものでもありません。

精子の状態は、精液量や精子濃度、総精子数などの検査結果とあわせて評価する必要があります。

精子の運動率は変動することも
精子の運動率は常に一定ではなく、検査のたびに数値が変わることがあります。例えば、禁欲期間の長さや採精時の条件、体調などによって、検査結果に違いが生じることも。

そのため、前回より運動率が低かったとしても、精子の状態が急に悪化したとは限りません。1回の検査結果だけで判断せず、必要に応じて再検査を受けるとともに、 数値が気になる場合は医師に相談してみましょう。

精子の運動率が低いと自然妊娠しにくい?

精子の運動率が低いと、自然妊娠しにくくなる可能性があります。

自然妊娠は、精子が女性の生殖器内を移動し、卵子までたどり着く必要があります。そのため、精子の運動性が低いと、卵子まで到達できる精子が少なくなり、受精の機会が減ってしまいます。

ただし、運動率が低いからといって、自然妊娠ができないわけではありません。

妊娠の成立には、精子の濃度や総精子数、女性側の年齢や生殖機能など、さまざまな要因が関係しています。そのため、「運動率が何%以上なら自然妊娠できる」と一律に判断することはできません。

なお、精子の運動率が基準値を下回る状態は「精子無力症」と呼ばれることがあります。検査で運動率が低いとわかった場合は、ほかの検査結果も踏まえて医師に相談しましょう。

精子の運動率が低くなる原因

精子の運動率が低くなる原因には、精索静脈瘤などの疾患や、喫煙・食生活などの生活習慣、精巣への熱の影響などがあります。ただし、原因はひとつとは限らず、検査だけでは特定できないケースもあります。

ここでは、精子の運動率の低下に関係する主な要因を見ていきましょう。

精索静脈瘤などの疾患

精子の運動率が低くなる原因のひとつに、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)があります。

精索静脈瘤とは、精巣の周囲にある静脈の血流が滞り、血管がこぶ状に拡張する病気です。精索静脈瘤があると、精巣周辺の温度が上昇したり、酸化ストレスが増加したりすることで、精子をつくる働きや運動性に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、精巣や精巣上体(睾丸の後ろや上側にくっついている細長い器官)の炎症、ホルモンの異常なども、精子の状態に影響する原因として知られています。
参考:欧州泌尿器科学会(EAU)男性不妊ガイドライン

精子の運動率が低い場合、生活習慣だけが原因とは限りません。疾患が隠れている可能性もあるため、検査結果に異常がある場合は、医療機関で原因を確認することが大切です。

食事・睡眠・喫煙などの生活習慣

日々の生活習慣も、精子の運動率に関係する要因のひとつです。主な生活習慣と精子への影響を以下にまとめました。

生活習慣精子への影響
喫煙たばこに含まれる有害物質によって酸化ストレスが増え、精子の運動性が低下する可能性がある
偏った食生活精子の健康維持に必要なビタミンやミネラルなどが不足し、精子の働きに影響する可能性がある
肥満ホルモンバランスの変化や炎症、酸化ストレスなどを通じて、精子の状態に悪影響を及ぼす可能性がある
睡眠不足睡眠の乱れによってホルモン分泌などに影響が生じ、精子の健康に関係する可能性がある
過度なストレスストレスに伴うホルモンの変化などが、精子の運動性に影響する可能性がある
過度な飲酒長期間の大量飲酒によって男性ホルモンの働きなどが乱れ、精子の質が低下する可能性がある

こうした生活習慣が複数重なっている場合もあるため、まずは日頃の食事や睡眠、喫煙・飲酒の習慣などを振り返ってみましょう。

不規則な生活がもたらす「酸化ストレス」とは?
精子の運動率に影響する要因のひとつに、「酸化ストレス」があります。

酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素と、それを抑える抗酸化作用のバランスが崩れた状態です。活性酸素が過剰になると、精子の細胞膜やDNAが傷つき、運動性が低下する原因になることがあります。

特に喫煙は、酸化ストレスを増加させる要因のひとつです。

活性酸素から細胞を守るためには、ビタミンCやビタミンEなどの「抗酸化栄養素」を意識的に摂ることがおすすめですよ。詳しくはこちらをチェック!

精巣の温めすぎ

精巣は熱の影響を受けやすく、精子を正常につくるためには、体温より少し低い温度を保つことが重要です。

長時間にわたって精巣が高温にさらされると、精子をつくる働きが妨げられ、運動率などに影響する可能性があります。

例えば、次のような習慣が挙げられます。

  • サウナや熱いお風呂に長時間入る
  • 膝の上にノートパソコンを置いて長時間使用する
  • 長時間座り続け、股間に熱がこもる状態が続く

ただし、これらの行動を一度しただけで、精子の運動率が低下するわけではありません。妊活中は、精巣が長時間高温になる状況を避けることが大切です。

妊活中のNG習慣についてまとめた記事も、ぜひ参考にしてくださいね。

男女別に本当にやってはいけない・心配しすぎなくてよいこと「まとめ」 妊活中にやってはいけないことまとめ|男女別の本当に避けたい習慣と心配しすぎなくてよいこと

精子の運動率が気になるときにできること5つ

精子の運動率が気になる場合は、日々の生活習慣を見直すことから始めましょう。ここでは、妊活中の男性が取り組みたい5つの対策を紹介します。

喫煙・飲酒習慣の見直し

喫煙習慣がある場合は、禁煙を検討しましょう。

たばこに含まれる有害物質は酸化ストレスを増やし、精子の運動性などに悪影響を及ぼす可能性があります。受動喫煙を避けることも大切です。

また、お酒を飲む習慣がある場合は、飲酒量や頻度を見直してみましょう。特に長期間の大量飲酒は、男性の生殖機能に悪影響を及ぼすおそれがあります。

禁煙を基本としながら、飲酒については無理なく減らせるところから取り組むことが大切です。

たばこ・お酒の習慣をはじめとした「不妊になりやすい男性の特徴」をまとめた記事もあわせてチェックしてくださいね。

男性不妊になりやすい人の特徴とは?筋トレの影響やNG習慣をセルフチェック! 男性不妊になりやすい人の特徴とは?筋トレの影響やNG習慣をセルフチェック!

食事を整え、精子の健康を支える栄養を意識する

精子の健康を維持するためには、栄養バランスのよい食事を心がけることも大切です。肉や魚、野菜、果物、大豆製品などを組み合わせ、さまざまな栄養素を摂取しましょう。

<妊活中の男性が意識したい栄養素>

栄養素主な働き多く含まれる食材
亜鉛正常な細胞分裂やたんぱく質の合成に必要で、精子の形成にも関わる牡蠣
牛肉
豚レバー
卵
葉酸DNAの合成や細胞分裂を支え、精子の形成に関わるブロッコリー
ほうれん草
枝豆
ビタミンC・E抗酸化作用によって細胞を酸化ストレスから守るキウイ
赤ピーマン
アーモンド
セレン抗酸化に関わる酵素の構成成分で、精子の機能にも関係するカツオ
マグロ
卵
オメガ3脂肪酸
(DHA・EPA)
精子の細胞膜を構成する脂質の一部で、運動性と関係するサバ
イワシ
サンマ

特定の栄養素を多く摂れば、必ず運動率が改善するわけではありません。まずは毎日の食事を整え、必要な栄養をバランスよく摂ることを意識しましょう。

精子の健康を支える食べ物については、次の記事でも詳しく解説しています。

精子にいい食べ物ってなに?コンビニで買えるおすすめメニューと摂りたい栄養素 精子にいい食べ物ってなに?コンビニで買えるおすすめメニューと摂りたい栄養素 男性の妊活に葉酸が必要な理由とは?効果・摂取量・サプリの選び方まで解説 男性の妊活に葉酸が必要な理由とは?効果・摂取量・サプリの選び方まで解説

不足しがちな栄養は男性向け妊活サプリで補おう

精子の運動率が気になるなら、毎日の食事から必要な栄養素を摂ることが大切です。しかし、仕事が忙しく、外食やコンビニ食が続くと、栄養バランスまで意識するのは難しいもの。

そんな方におすすめなのが、男性妊活に必要な栄養素をまとめて補える「mitas for men(ミタスフォーメン)」です。

mitas for menは、「活力ケア」と「抗酸化」の両方に着目したオールインワンサプリ。男性不妊専門医が成分の選定や配合比率を監修しています。

特に注目したいのが、精子の運動率にも関係する酸化ストレスを意識した成分設計です。

主な配合成分特徴
活力ケア亜鉛(12mg)
マカ(55mg)
セレンなど
精子の形成に関わる栄養素や、男性妊活で注目される成分を配合
抗酸化コエンザイムQ10
ビタミンC・E
アスタキサンチン
リコピンなど
酸化ストレスケア成分を複数組み合わせて配合

なかでも亜鉛は、男性ホルモンとも関係が深く、酸化ストレスケアにも欠かせない必須ミネラル。mitas for menには、1日分に12mgが配合されています。

男性妊活サプリmitas for menには、精活力サポート成分・抗酸化サポート成分がたっぷり

さらに、20種類以上の栄養素・成分を1日たった2粒で補えるのも魅力です。

mitas for menのここに注目!
  • 男性不妊専門医が成分選定・配合比率を監修
  • 国内GMP認定工場で製造
  • 直径約9mmの小粒設計で飲みやすい
  • 複数のサプリを買い揃える手間を減らせる

※本製品に配合されている成分の選定および配合比率について、医師の監修・推奨を受けています。

男性妊活サプリmitas for menは1日たった2粒でOK!直径約9mm、厚さ4mm以下の小粒サイズ

mitas for menは、日々の食生活で不足しがちな栄養素を補い、男性妊活を栄養面からサポートしてくれる手軽な妊活習慣。毎日の食事にたった2粒プラスするだけの「飲む妊活」を、ぜひ今日から取り入れてみませんか?

公式サイト限定!mitas for menのお試し価格をチェック

また、mitas for menには、女性向け妊活サプリ「mitas」と組み合わせたカップルセットも用意されています。セットなら通常より1,000円お得なのもうれしいポイント!

男女それぞれの妊活専門医監修のもと必要な栄養素を補えるので、夫婦で一緒に妊活のための栄養管理を始めたい方にもぴったりです。

公式サイト限定!お得なカップルセットをチェック

※本製品に配合されている成分の選定および配合比率について、医師の監修・推奨を受けています。

夫婦で始める妊活サプリをもっと知りたい人は、こちらの記事もぜひチェック!

夫婦で始める妊活サプリおすすめ10選!医師監修から高コスパまでタイプ別に選び方を解説 夫婦で始める妊活サプリおすすめ10選!医師監修から高コスパまでタイプ別に選び方を解説 【2026年最新版】男性妊活サプリおすすめランキングTOP10|精子の質をサポートする人気商品を徹底比較 【2026年最新版】男性妊活サプリおすすめランキングTOP10|精子の質をサポートする人気商品を徹底比較

適度な運動をする

適度な運動を習慣にすることも、妊活中の男性が取り組みたい対策のひとつです。

運動には、肥満の予防・改善など、健康を維持する効果があります。肥満は精液の状態に影響する要因のひとつとされているため、適正体重を維持することも大切です。

例えば、次のような運動がおすすめですよ。

  • ウォーキング
  • 息が上がりすぎない軽いジョギング
  • スクワットや腕立ての筋力トレーニング
  • ストレッチ

ただし、激しい運動をすればするほど精子の運動率が高まるわけではありません。過度なトレーニングは体に負担をかけるため、自分の体力に合った運動を継続することが大切です。

精巣を長時間高温にさらさない

精巣への熱の影響を抑えるためには、日常生活で熱がこもりにくい環境をつくることが大切です。

例えば、通気性のよい下着や衣服を選び、締め付けの強い服装を長時間続けないようにしましょう。また、入浴やサウナを利用する際は、長時間の高温環境を避けることもひとつの工夫です。

ただし、下着の種類や一時的な温度上昇が、必ず精子の運動率に影響するわけではありません。 必要以上に神経質にならず、できる範囲で取り組みましょう。

男性妊活の進め方や気を付けたいポイントを詳しくまとめた記事も、あわせてチェックしてみてくださいね!

【決定版】妊活で男性が今すぐやるべきこと7選|精子の質を高める生活習慣や必要な検査を徹底解説 【決定版】妊活で男性が今すぐやるべきこと7選|精子の質を高める生活習慣や必要な検査を徹底解説

受診・検査を検討する

精子の運動率が気になる場合は、泌尿器科や男性不妊を扱う医療機関で相談することも大切です。特に、次のような場合は受診を検討しましょう。

  • 避妊せずに性交を続けても、1年間妊娠していない
  • パートナーが35歳以上で、妊活を始めてから6か月程度経過している 
  • 精液検査で運動率が低いと指摘された
  • 精索静脈瘤など、精子の状態に影響する疾患が疑われる
  • 精巣の痛みや腫れなど、気になる症状がある

男性不妊の検査では、まず問診や精液検査などを行います。精液検査では、運動率や精子濃度、総精子数などを調べ、必要に応じて再検査や追加検査を実施します。

妊活を始めて間もない場合でも、気になる症状や不安があれば相談できます。 検査結果や体の状態を確認しながら、医師と今後の対応を考えていきましょう。

精子の運動率が気になるなら生活習慣や栄養を見直そう

精子の運動率は、精子の状態を確認する重要な指標のひとつです。ただし、基準値を下回っていても、自然妊娠ができないわけではありません。

運動率には疾患や生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。まずは禁煙や適度な運動、栄養バランスのよい食事など、自分でできることから取り組んでみましょう。

食事だけで必要な栄養を補うことが難しい場合は、男性向け妊活サプリメントの活用もおすすめです。「mitas for men」なら、亜鉛やビタミンC・E、コエンザイムQ10など、男性妊活で意識したい栄養素・成分を1日2粒で手軽に補えます。

一方、生活習慣の改善だけでは対応できない原因もあります。検査結果に不安がある場合は自己判断せず、医師に相談することが大切です。

精子の運動率だけにとらわれず、体全体の健康を意識しながら、無理のない妊活を続けていきましょう。

mitas for menをお得にスタートしてみる