「もしかして私、クラミジアかも・・・」と不安な日々をお過ごしではありませんか?
クラミジアは放っておくと子宮頚肝炎や子宮内膜炎といった病気や、不妊に繋がることもありますが、早めの治療で完治の可能性も高まる病気です。
本記事では、クラミジアの見分け方・検査方法・治療方法・予防方法を解説します。
クラミジアの見分け方
クラミジアの怖いところは、陰部だけではなく、オーラルセックスやキスなどによってのどにも感染する点。のどに感染したクラミジアは『咽頭クラミジア』と呼ばれ、症状が風邪と似ているため、見逃されやすいのです。
- のどの痛み
- のどの腫れ
- 発熱
- 体のだるさ
など、ほぼ風邪と同じ症状が現れるため、発症した多くの方が風邪薬だけを飲んで放置してしまいます。しかし、咽頭クラミジアは自然治癒することはないため、放っておくと咽頭炎や扁桃腺炎になる可能性が高まります。
1つ風邪と違うのは、自然治癒しないために症状がダラダラと長引くという点です。
- 特に風邪にかかるようなことをした覚えはないのに、風邪症状が長く続く
- 普段お付き合いをしているパートナーではない人とオーラルセックスやキスをした
といった心当たりがある場合は、咽頭クラミジアを疑いましょう。
クラミジアの検査方法
クラミジアの検査方法には、クラミジアの菌が体内にあるかどうかを検査する『抗原検査』や『PCR検査』と、菌に対する抗体があるかどうかを検査する『抗体検査』があります。
それぞれメリット・デメリットが異なりますので、詳しく解説します。
抗原検査とは、クラミジアの原因である『クラミジア・トラコマチス』という菌の存在を確かめる検査方法です。抗原検査で陽性になった場合、クラミジア菌の存在が確実となるため、必ず治療が必要になります。
PCR検査とは、クラミジアの遺伝子検出により感染を確かめる検査方法です。非常に少量の菌でも検出可能です。
検査方法 | 男性:採尿、のど粘膜の採取 女性:子宮頚管細胞もしくは膣分泌物の採取、のど粘膜の採取 |
メリット | クラミジア感染しているかどうかが明確に分かる検査キットで自宅検査ができる 感度が抗原検査より高い |
デメリット | 女性は生理中の検査ができない 女性は性器を直接検査する必要があるため、病院での検査は羞恥心が伴う |
抗体検査とは、クラミジア菌を攻撃してくれる『IgA』や『IgG』という抗体が体内にあるかどうかで、感染を確かめる検査方法です。クラミジア菌自体を検査するわけではないので、抗原検査と比較すると確実性が劣るという特徴があります。
検査方法 | 採血 |
メリット | 性器の検査が不要 他の血液検査とあわせて検査が受けられる |
デメリット | すでに治癒している場合も陽性になるため、現在の感染かどうか判断できない 性器の感染か、のどの感染か分からない |
より高い正確性を求めるのであれば、抗原検査やPCR検査を選ぶようにしましょう。
クラミジアの治療方法
クラミジアの治療では、抗生剤を使ってクラミジア菌を死滅させます。主な薬の内服方法は以下の通りです。
- アジスロマイシンを1度内服
- クラリスロマイシン、ミノサイクリン、ドキシサイクリンを1週間~2週間にわたって内服
アジスロマイシンは1度服用するとその後10日間効果を発揮するので、飲み忘れがありません。
どちらの方法でも、薬の服用から3週間ほど経った時点で一度クラミジア菌の検出検査を行い、菌が出なければ治療は完了です。結果が良くない場合は、抗生剤の種類を変更して、引き続き治療を続けることになります。
クラミジアは本人が完治しても、パートナーが感染していると性交渉の度に感染が繰り返される病気です。治療は必ずパートナーと一緒に受けるようにしましょう。
クラミジア治療を途中で止めるリスク
アジスロマイシン以外の薬でクラミジアを治療する場合、1週間~2週間の内服が必要になります。中には途中で飲むのを忘れてしまったり、「もう大丈夫だろう」と勝手に内服を止めてしまったりする人も少なくありません。
しかし、途中で内服を止めてしまうと、菌を完全に死滅させることが難しくなります。中途半端に残ってしまった菌は、クラミジアの再発や、他の人への感染の原因となってしまうのです。
クラミジア治療で処方された薬は、必ず医師の指示通りに飲み切るようにしましょう。
クラミジアの予防方法
クラミジアが治ったとしても、再度感染してしまっては元も子もありません。愛する人との関係をより良いものにするためにも、以下2つの方法でクラミジアを予防していきましょう。
クラミジアに感染しないためには、そもそも菌を寄せ付けないということが大切です。性行為をしないのが一番確実な方法ですが、現実的ではないため、相手は一人に絞るようにしましょう。
不特定多数の相手と関係を持つと、万が一感染しても感染源が誰か分からなくなります。むやみに感染を繰り返すことにも繋がりかねません。相手を一人に絞ることで、自分の体だけではなくパートナーの体も守ることができます。
クラミジアは菌が粘膜に付着することで感染する病気なので、コンドームの着用はクラミジア予防に効果的です。粘膜や体液が直接触れてしまうと感染に繋がるので、コンドームはなるべく挿入前から着用するようにしましょう。
また、オーラルセックスでクラミジア菌がのどの粘膜に付着すると、咽頭クラミジアに繋がります。挿入時だけではなく、オーラルセックスの際にもコンドームを着用しておくとより安全です。
まとめ
クラミジアは放置すると子宮の病気や不妊に繋がることもありますが、早期の治療で完治の可能性が高まります。最近では検査キットを使った自宅検査も可能なので、感染が不安な方はなるべく早く検査を受けることが大切です。
クラミジアは一度完治しても、性行為の相手が感染していると再感染してしまいます。治療は必ずパートナーと2人で最後まで継続し、完治後は予防に努めましょう。
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