「アフターピルは未成年(高校生)でも処方してもらえるの?」
「未成年が病院でアフターピルをもらったら、親にバレる?」
性行為後、避妊に失敗したり、妊娠の可能性があるかもと不安に思ったりする未成年の方もいらっしゃるでしょう。特に高校生でアフターピルが必要な状況になったとき、どこに相談すればいいのか迷う方も多いはずです。
アフターピルに年齢制限はなく、生殖能力のある女性なら誰でも服用できます。しかし、どこで処方してもらえるのか、費用はどのくらいかかるのか、親にバレてしまわないかなど、多くの疑問があるかもしれません。特に「産婦人科で高校生だけでもピルを処方してもらえるのか」といった点は気になるところでしょう。
この記事では、未成年の方が安心してアフターピルを処方してもらう方法、費用、親バレのリスクを最小限に抑える方法を解説します。
アフターピルとは?

アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した場合や、避妊ができなかった性行為のあとに服用することで、妊娠を防ぐことを目的とした薬です。中絶を行うための薬ではなく、受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げることで、避妊効果を発揮します。
アフターピルには主に「レボノルゲストレル」と「エラワン(ウリプリスタール酢酸エステル)」の2種類があり、それぞれ作用の仕組みと服用できる時間に違いがあります。
種類 | 主な成分 | 服用可能時間 | 避妊成功率(72時間以内) |
---|---|---|---|
レボノルゲストレル | レボノルゲストレル | 72時間以内 | 約85% |
エラワン | ウリプリスタール酢酸エステル | 120時間以内 | 約98% |

アフターピルは性行為から時間が経てば経つほど避妊効果が下がってしまうので、可能な限り早く服用することが大切です。
ルナレディースクリニックはオンライン診療に対応しており、自宅にいながらアフターピルの処方が受けられます。

アフターピルは未成年でも処方可能!親バレのリスクは?

アフターピルは、高校生でも病院で処方してもらうことができます。ただし、受診の際に保護者の同意書や立ち会いが必要な場合や、病院によっては未成年にアフターピルを処方しない方針をとっているところもあります。
受診する前に病院に電話をして、「高校生だけでもアフターピルを出してもらえますか?」と聞いてみるのが安心です。
またアフターピルは、未成年や高校生であっても、生殖能力のある女性であれば服用きます。年齢制限は設けられていませんが、体調や副作用への理解が必要となるため、医師の診察を受けた上での服用が大切です。
アフターピルを処方してもらったら保険証でバレる?
アフターピルは基本的に保険適用外の自由診療となるため、病院で処方を受けても保険証は使えません。そのため、親の扶養に入っている未成年でも、医療費の通知などでバレる可能性は低いでしょう。
ただし、診察時に本人確認を目的として、保険証の提示を求められることがあります。とはいえ、提示したとしても保険は適用されないので、保険証を見せたことが原因で親に知られる心配はありません。
未成年がアフターピルを処方してもらう方法

未成年がアフターピルを処方してもらうには、以下の二つの方法があります。
それぞれの方法について、詳しく解説します。
医療機関を受診する
最も確実な方法は、産婦人科や婦人科のある医療機関を直接受診することです。
まずは、最寄りの産婦人科や婦人科を探しましょう。インターネットで検索したり、地域の保健センターに相談したりすることもできます。事前に電話で、未成年でも親の同意なしで処方可能かを確認しておくと安心です。
- 健康保険証: 身分証明のために必要ですが、提示しなくても診察は受けられます。
保険証を使用すると親に受診履歴が通知される可能性があるため、心配な場合は使用しない方が良いでしょう。 - お金: 全額自己負担となるため、費用を準備していきましょう。
事前に電話で費用について確認しておくと安心です。
最終月経開始日、性行為があった日時、アレルギーや服用中の薬など、医師に伝える情報をメモしておくとスムーズです。
オンライン診療を利用する
オンライン診療を利用して、アフターピルを処方してもらうことも可能です。
オンライン診療は、自宅からスマートフォンやパソコンを使って診察を受けられるため、近くに婦人科がない場合や、病院に行く時間がとれないときでも利用しやすい方法です。
また、クリニックによっては夜間や休日にも対応しているところがあり、急いでアフターピルが必要なときにも役立ちます。週末や学校の後にしか時間が取れない高校生にとっても、柔軟に対応してもらえる点が安心です。
さらに「アフターピルが必要だけど、病院に行っているところを見られたらどうしよう」と不安に感じている高校生にとっても、匿名性が保たれやすいため、安心して相談しやすい方法でしょう。
- クリニックの予約: Webサイトからオンライン診療を予約します。
- 問診票の記入: オンラインで問診票に回答します。
- 医師によるビデオ通話: スマートフォンやPCを使って医師とビデオ通話で診察を受けます。
- 決済: クレジットカードなどで決済します。
- 薬の郵送: 薬が自宅や指定の場所に郵送されます。クリニックによってはバイク便などで即日配送に対応しているところもあります。
オンライン診療は便利ですが、薬が手元に届くまでに時間がかかる場合があります。時間的な猶予がない場合は、直接医療機関を受診することも検討しましょう。
通販で購入できるアフターピルは危険!
インターネット上には、処方箋なしでアフターピルを購入できるといった広告が見られます。病院やオンライン診療で処方してもらうよりも値段も安い場合が多いです。しかし、海外から未承認の医薬品を購入することは非常に危険です。
- 偽造品や粗悪品の可能性
有効成分が少なかったり、全く含まれていなかったり、有害な物質が含まれている場合があります。 - 健康被害のリスク
適切な品質管理がされていないため、予期せぬ副作用や健康被害につながる可能性があります。 - 法律違反
医薬品医療機器等法(旧薬事法)に抵触する可能性があります。
あなたの安全と健康を守るためにも、必ず医師の診察を受けて、国内で承認されたアフターピルを処方してもらうようにしてください。
通販での購入は、絶対にしないでください!ルナレディースクリニックではオンライン診療にも対応しており、安心してアフターピルの処方を受けられます。

未成年がアフターピルを使用する際の注意点

高校生でもアフターピルを使うことはできますが、使う前に知っておきたい注意点があります。
ここでは、使用前に確認しておきたいポイントをわかりやすく説明します。
病院によっては親の同意が必要な場合がある
基本的に、アフターピルは高校生でも自分の意思で処方を受けられますが、すべての医療機関が同じ対応をしているわけではありません。中には、保護者の同意や付き添いを求める病院もあります。
小さなクリニックや地方の医療機関では、保護者の同意が必要になることもあるので、受診前に電話で確認しておくと安心です。「高校生ひとりでの受診が可能か」「親の同意は必要か」といったことを、あらかじめ聞いておきましょう。
親のカードを使うと受診がバレる可能性がある
もし医療費の支払いに保護者のクレジットカードや銀行口座を使った場合、利用明細に病院名が表示されることがあります。そこからアフターピルを処方されたことが知られてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
クレジットカードの利用履歴を親に見られる不安がある場合は、なるべく自分で現金を用意するようにしましょう。またコンビニ払いなど、匿名性の高い支払い方法に対応しているオンライン診療もあるので、事前に確認しておくと安心です。
副作用が出ることがある
アフターピルはホルモンに作用する薬のため、服用後に一時的な体の変化が現れることがあります。副作用には個人差がありますが、あらかじめよくある症状を知っておくことで、落ち着いて対応しやすくなります。主な副作用は、以下のとおりです。
- 吐き気・嘔吐
服用後数時間以内に起きることがあります。服用から2時間以内に嘔吐してしまった場合は、薬の効果が十分に得られない可能性があるため、必ず医師に相談しましょう。 - 不正出血
生理予定日より早く、少量の出血が見られることがあります。ほとんどの場合は一時的なものですが、出血が長引く、または量が多いときは病院を受診してください。 - 生理周期の乱れ
次の生理が早まったり、逆に遅れたりすることがあります。2週間以上生理がこない場合は、妊娠の可能性も含めて医師に相談することをおすすめします。 - 頭痛
軽い頭痛が出ることがあります。水分をとって静かに休むことで、自然におさまることが多いです。 - 眠気
一時的に強い眠気を感じることがあります。無理をせず、なるべくゆっくり過ごすようにしましょう。 - 乳房の張り
ホルモンの変化によって、乳房に違和感や張りを感じる場合がありますが、たいていは数日で自然に治まります。
副作用がつらいと感じたときや、体調に不安がある場合には、無理をせず、早めに医師に相談することが大切です。
アフターピルに関するよくある質問

アフターピルを初めて使用する方や、服用を検討している方の中には、不安や疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、アフターピルのよくある質問に回答します。
アフターピルの費用はどのくらい?
アフターピルは保険適用外の自由診療にあたるため、費用は全額自己負担となります。処方を受ける医療機関によって料金には差がありますが、一般的には1万円〜1.5万円程度が相場です。
- 診察料:1,000円〜3,000円程度
- 薬剤料:10,000円〜20,000円程度(薬の種類やクリニックによって異なる)
- オンライン診療の場合:システム利用料や薬の配送料などが別途必要な場合がある
アフターピルはいつまでに飲まないといけないの?
アフターピルの効果は、性行為後の服用時間が早ければ早いほど高まります。時間との勝負であることを理解し、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。
レボノルゲストレルは日本で一般的に処方されている薬で、72時間以内なら高い効果を発揮します。しかし72時間を経過すると効果は大幅に下がるので、その場合はエラの服用がおすすめです。

まとめ

アフターピルは、未成年(高校生)でも処方を受けることができます。ただし、病院によっては保護者の同意が必要な場合や、未成年には処方してくれない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
- アフターピルは高校生でも処方してもらえる
- 病院によっては親の立ち会いや同意書なしでアフターピルを受け取れる
- 主な薬は2種類(レボノルゲストレル/エラワン)
- アフターピルの入手方法は病院受診とオンライン診療の2通り
- 費用は全額自己負担で、1〜1.5万円が相場(保険適用外)
病院に行ってから「親の同意書や立ち会いが必要だった」とわかると、無駄な時間を過ごしてしまうことになります。アフターピルの効果は時間とともに低下してしまうので、事前に未成年(高校生)だけでもアフターピルを処方してもらえるかを確認しておきましょう。
支払い時に親のクレジットカードを使用すると、利用履歴から受診歴がバレてしまう可能性があります。現金やコンビニ支払いなどの方法を選ぶことで、親にばれるリスクを避けられるでしょう。またアフターピルの処方は保険適用外なので、保険証から親バレする心配はありません。
ルナレディースクリニックでは、経験豊富な医師があなたの状況に合わせて最適なサポートをいたします。一人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。


