生理がきそうでこない下腹部痛の原因と対処法を徹底解説!

「生理がきそうなのになかなか来ない」「下腹部痛があるのに出血が始まらない」など、そんな不安を抱えていませんか?

生理前のような症状があるのに生理が来ない状態は、多くの女性が経験する悩みで、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、妊娠の可能性、さらには婦人科系の病気まで、原因はさまざまです。

この記事では、生理がきそうでこないときに下腹部痛が起こる理由や具体的な対処法を詳しく解説します。

正常な生理周期とは

生理周期は、生理開始日から次の生理開始日の前日までの日数を指します。

正常な生理周期は25日から38日の範囲とされており、この範囲内であれば、毎月ぴったり同じ日数でなくても問題ありません。

たとえば今月は27日周期、翌月は35日周期というように変動しても、25日から38日の範囲内で周期の変動が6日以内であれば正常範囲です。

何日遅れたら注意が必要?

数日程度の生理の遅れは、ホルモンバランスの微妙な変化によって起こることがあり、あまり心配する必要はありません。

しかし、生理予定日から1週間以上遅れている場合は、何らかの原因がある可能性があります。

特に妊娠の可能性がある方は、生理予定日から1週間後に妊娠検査薬を使用することをおすすめします。

また、生理周期が毎回大きく異なる場合や、周期の変動が6日以上ある場合は、ホルモンバランスの乱れや排卵障害の可能性があるため、婦人科での相談を検討しましょう。

下腹部痛はホルモンバランスが関係している

生理周期は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンのバランスによって調整されています。

排卵後、黄体ホルモンの分泌が増加して子宮内膜が厚くなります。

妊娠が成立しなかった場合、これらのホルモンが減少し、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちることで生理が始まります。

しかし、ストレスや体調不良、急激な体重変化などによってホルモンバランスが乱れると、排卵のタイミングがずれたり、ホルモンの分泌量が変化したりします。

その結果、生理が遅れたり、生理前のような下腹部痛が続いたりすることがあります。

生理がきそうでこない下腹部痛の原因

生理がきそうでこないときの下腹部痛には、さまざまな原因が考えられます。

①妊娠の可能性

生理予定日が過ぎても生理が来ない場合、考えられるのが妊娠の可能性です。

妊娠初期には、着床時の下腹部痛やホルモンバランスの変化による痛みを感じることがあります。

生理前と妊娠超初期の症状は非常に似ているため、区別がつきにくいのが特徴で、下腹部の違和感や軽い痛み、胸の張り、眠気、だるさなどの症状が現れることがあります。

妊娠している場合、基礎体温の高温期が3週間以上続くという特徴があります。

通常、生理前には高温期から低温期へ移行しますが、妊娠すると高温期が持続し、熱っぽさを感じることもあります。

妊娠の可能性がある場合は、生理予定日から1週間後に妊娠検査薬を使用しましょう。

②ストレスやホルモンバランスの乱れ

過度なストレス、睡眠不足、不規則な生活習慣は、生理周期に大きな影響を与えます。

強いストレスを感じると、視床下部からのホルモン分泌が抑制され、結果として排卵が遅れたり、生理が来なくなったりします。

また、急激なダイエットや激しい運動、体重の大幅な増減もホルモンバランスを乱す原因になります。

こうした場合の下腹部痛は、月経前症候群(PMS)の一症状として現れることもあります。

PMSでは、生理予定日の3日から10日前に、下腹部痛、腰痛、頭痛、イライラ、不安感、むくみなど、さまざまな症状が現れます。

③子宮内膜症や子宮筋腫などの病気

生理が遅れ、強い下腹部痛が続く場合、婦人科系の病気が隠れている可能性があります。

子宮内膜症は、本来子宮内にあるはずの子宮内膜組織が、卵巣や卵管など子宮外に発生する病気です。

生理痛が非常に強く、月経前から持続的な下腹部痛を感じることがあります。

また、子宮筋腫は子宮の筋層に良性の腫瘍ができる病気で、30代から40代の女性に多く見られます。

過多月経や貧血を引き起こすことがあり、筋腫の大きさや位置によっては下腹部痛や頻尿などの症状が現れます。

これらの病気は、症状だけでは判断できないため、気になる症状がある場合は早めに受診しましょう。

④甲状腺の病気

意外に思われるかもしれませんが、甲状腺の病気も生理不順の原因になります。

甲状腺は全身の代謝をコントロールする臓器で、ホルモン分泌に異常があると生理周期にも影響し、倦怠感、体重増加、寒がり、便秘、むくみなどの症状を伴うことが多いです。

甲状腺ホルモンの血液検査で診断でき、適切な治療により生理周期も正常化することが期待できます。

⑤40代以降の更年期の影響

40代半ばから50代半ばにかけて、多くの女性が更年期を迎えます。

この時期は、女性ホルモンの分泌量が徐々に減少し、生理周期が不規則になります。

月経周期の間隔が短くなったり長くなったり、短期間で終わったりと、さまざまな変化が起こります。

更年期には、生理不順だけでなく、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、めまい、イライラ、不安感、不眠などの更年期症状が現れることがあります。

更年期症状の程度は個人差が大きく、症状が辛い場合は、ホルモン補充療法、漢方薬、カウンセリングなど、さまざまな治療法がありますので、婦人科に相談しましょう。

自宅でできる下腹部痛のケア

軽度の下腹部痛であれば、自宅でのセルフケアで症状を和らげることができます。

休養と安静

生理がきそうでこない下腹部痛があるときは、まず休養と安静を心がけ、ゆっくりと体を休めることが大切です。

十分な睡眠時間を確保し、質の高い睡眠をとるようにしましょう。

毎日同じ時間に起床・就寝することで、ホルモンバランスの安定化が期待できます。

また、ストレスをためないことも重要です。

深呼吸や瞑想、ヨガなども、心身のリラックスに効果的です。

体を温めて症状を緩和する

体を温めることは、下腹部痛を和らげるのに非常に効果的です。

お風呂に入って下腹部を温めたり、靴下やレッグウォーマーを着用して足元を温めることも、全身の血行改善につながります。

鎮痛剤の使用

休養や温めても痛みが和らがない場合は、鎮痛剤の使用も検討しましょう。

イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、プロスタグランジンの生成を抑え、生理痛を和らげる効果があります。

鎮痛剤は、痛みを我慢してから飲むよりも、痛みが強くなる前に早めに服用する方が効果的です。

ただし、鎮痛剤の飲みすぎには注意が必要です。

市販の鎮痛剤で効果が得られない場合や不安な場合は、薬剤師や医師に相談してから使用しましょう。

生活習慣の改善

生活習慣の見直しは、ホルモンバランスを整え、生理周期を正常化するために重要です。

バランスの良い食事を心がけ、1日3食規則正しく食べることが大切です。

特に、鉄分、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素は、生理に関連する症状の緩和に役立ちます。

また、適度な運動も効果的です。

ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、無理のない範囲で体を動かしましょう。

生理がきそうでこない下腹部痛に関するよくある質問

ここでは、生理がきそうでこないときの下腹部痛について、よくある質問にお答えします。

生理を早く来させる方法はある?

残念ながら、生理を自力で早く来させる確実な方法はありません

ただし、ストレスを軽減する、十分な睡眠をとる、バランスの良い食事を心がけるなど、生活習慣を整えることで、ホルモンバランスが改善し、生理周期が正常化する可能性はあります。

また、旅行やイベントなどで生理をずらしたい場合は、婦人科で中用量ピルの処方を受けることができます。

ピルは効果がある?

低用量ピルは、生理痛や生理不順の改善に効果的です。

ピルに含まれる卵胞ホルモンと黄体ホルモンが、体内のホルモンバランスを調整します。

ピルを服用することで、子宮内膜の増殖が抑制され、生理時の出血量が減少します。

また、プロスタグランジンの過剰な産生が抑えられるため、生理痛が和らぎます。

ピルの服用を検討する場合は、必ず医師に相談し、自分に合った種類と用量を選びましょう。

更年期の可能性はどう判断する?

40代以降で生理不順が続く場合、更年期に入っている可能性があります。

更年期の兆候として、生理周期が不規則になる、出血量が変化する、生理の持続日数が変わるなどがあります。

ほてり、のぼせ、発汗、動悸、イライラ、不安感、不眠、関節痛などの更年期症状を伴うことが多いです。

判断に迷う場合は、婦人科でホルモン検査を受けることをおすすめします。

まとめ:生理がきそうでこない下腹部痛は原因を理解して適切に対処しよう

生理がきそうでこないときの下腹部痛には、さまざまな原因があります。

数日程度の生理の遅れは問題ないことが多いですが、1週間以上遅れている場合や、強い痛みや他の症状を伴う場合は注意が必要です。

生理に関する悩みは、女性にとって身近なものですが、一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

適切な診断と治療を受けることで、多くの症状は改善できます。

自分の体のサインに耳を傾け、健康な生活を送りましょう。