カンジダの検査方法|カンジダの症状についても解説

カンジダの検査方法には、尿検査・膣分泌検査・皮膚擦過検査があり、性別や症状に合わせて選ぶことになります。しかし、カンジダの検査や症状を詳しく知らず、不安を感じている方も多いでしょう。そこで、こちらでは具体的な検査内容や症状、治療方法などを解説します。カンジダについて知りたい方に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

カンジダの検査方法

カンジダが疑われる症状がある場合は、まず患部の視診や問診を行います。その後、さらに詳しい検査によって診断を下すのが基本的な流れです。こちらでは、主な3つの検査を確認していきましょう。

尿検査

男性がカンジダになった場合、尿道に炎症が広がっていることが多いため、尿検査によって感染の有無を確かめます。通常の尿検査と同様に検査キットの専用器具に尿を入れ、医療機関で検査を行ってもらうのが一般的です。

クリニックによってはカンジダ用の尿検査キットを販売していることもあり、自宅で採取した尿を郵送するだけで検査を受けられます。「クリニックへ行くのが恥ずかしい」「忙しくて通院が難しい」といった場合は、自宅で受けられる尿検査も検討しましょう。

膣分泌検査

女性の場合、膣内にカンジダの症状が出るため、膣分泌液を採取して検査を行います。綿棒で分泌液を取ったあと、培養検査によって診断するのが基本です。

なお、男性と同様に、クリニックによっては専用キットで膣分泌液を自己採取し、郵送することで検査を受けられる場合もあります。ただし、適切に採取できていないと正しい検査結果が出ないため、よく説明書を読みましょう。また、生理中は検査ができませんので注意が必要です。

皮膚擦過検査

水ぶくれなどの皮膚症状が見られた場合は、綿棒で皮膚を擦り、培養検査を実施することもあります。男性・女性ともに専用キットで自己採取を行い、医療機関に郵送することで検査できる場合もあるため、状況に応じて検討してみましょう。

なお、3つの検査方法のいずれも検査結果が出るまでには1週間ほどかかります。郵送検査を選べば、WEBなどで結果を見られますので、他の人と顔を合わせる必要はありません。ただし、検査によって感染が判明したら、医療機関で治療を受ける必要があります。

カンジダの治療方法

男性の場合、尿道に感染しているときは抗真菌薬を1週間ほど服用しますが、皮膚に症状が現れていれば軟膏で治療を行うこともあります。女性は、膣錠を処方されるのが一般的です。膣と皮膚の両方の治療が必要な場合は、内服薬や軟膏によって治療します。

なお、近年はドラッグストアなどでもガンジダ用の膣剤や塗り薬を購入できるようになりました。しかし、市販薬を使用できるのは過去に医療機関でカンジダと診断され、再発した場合のみです。初めてカンジダを発症したときは、必ず医療機関の診断を受けてください。

カンジダの主な症状

カンジダに感染すると、性器のかゆみや痛みなどを感じることがあります。こちらでは男女別に主な症状を紹介しますので、参考にしてみてください。

男性器の症状

男性が感染した場合、亀頭の周りに炎症が発生し、水ぶくれや小さな盛り上がり、赤みが出ることがあります。白いコケのようなものが出たり、痛みやかゆみを感じたりすることもあるでしょう。

なお、男性はカンジダに感染しても症状を自覚しないケースが大半だといわれています。ただし、無症状のまま他のパートナーにカンジダをうつし、感染が広まる恐れもあるため、少しでも異常を感じたら症状が軽くても医療機関を受診してください。

女性器の症状

女性がカンジダになると、おりものがたくさん出たり、かゆみを感じたりといった症状が現れます。おりものは、白濁色でヨーグルトや酒粕のような形状になるでしょう。症状が進行すると、外陰部や膣内の炎症によって浮腫が発生し、性行為の際に痛みを感じるケースもあるため、悪化する前に治療を行うことが大切です。

なお、症状が軽度の場合は膣が持つ自浄作用によって自然治癒することがあります。しかし、強い症状が出ている場合は自然に治らないことが多く、医療機関での治療が必要です。軽症でも医療機関で治療した方が早く治癒できるため、早めに受診してみてください。

カンジダの原因

カンジダの原因となる菌は、性器や消化器官、口腔内などの常在菌であるため、性行為の有無に関わらず発症する可能性があります。例えば、疲労が溜まったり、風邪をひいたりするほか、ストレスやホルモンの変化によって体の抵抗力が下がり、常在菌が増殖したことが原因になる場合もあるでしょう。

また、女性は必要以上に陰部を洗いすぎると膣内の常在菌のバランスが崩れて自浄作用が落ち、カンジダを発症することもあります。一度治ってもさまざまな原因で再発することがありますので、普段から発症の原因を作らないよう意識してみてください。

カンジダの予防方法

カンジダにならないためには、予防方法を取り入れることが重要です。そこで、最後に主な予防方法を紹介しますので、役立ててみてください。

コンドームをつける

カンジダは、菌が増殖した性器に接触して感染することがあるため、性行為の際にはコンドームをつけましょう。コンドームをつければ100%感染を防げるわけではありませんが、未装着のときと比べれば感染率を下げられます。

また、コンドームはカンジダ以外の性病予防にも有効です。自分とパートナーの体を守るためにも、性行為の際にはコンドームの着用を積極的に行いましょう。

陰部を清潔に保つ

カンジダは菌の増殖によって症状が現れるため、陰部を清潔に保ち、菌が増えないようにしましょう。菌は湿った状態を好みますので、入浴後は陰部の水気をしっかりと拭き取ることが大切です。また、腸内のカンジダがうつらないよう、トイレで用を足した後は前から後ろに向かって拭いてください。

前述のように、陰部の洗いすぎは常在菌のバランスが崩れてカンジダが増殖する原因になります。陰部の汚れを落とす際は、ぬるま湯を使って優しく洗い、清潔な状態を保つのがポイントです。

通気性の良い下着を着用する

高温多湿を好むカンジダ菌を防ぐには、通気性の良い下着を使うのもおすすめです。特に暑くて汗をかきやすい季節は、吸水・放湿性のある下着を着用しましょう。例えば、コットンやシルク素材ならサラッとした肌触りをキープしやすいといわれています。汗をかきすぎたときは、下着を取り替えるのも1つの方法です。

また、サイズが小さすぎる下着も陰部が蒸れる原因になります。体を締め付けすぎない、余裕のあるサイズを選んでみてください。

まとめ

カンジダの恐れがある場合は、性別や症状に合わせて検査方法を選ぶことになります。自宅で検体を自己採取して検査を受けられるクリニックもあるため、通院が難しい場合に検討してはいかがでしょうか。

検査結果でカンジダだとわかった場合は、適切な治療を受ける必要があります。放置したままだと症状が悪化したり、他の人にうつしたりといったリスクが高まるでしょう。少しでも体に異変が現れたら、できるだけ早く医療機関を受診して対処してください。

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