浮気してないのにマイコプラズマ(性病)にかかることはある?心当たりがない感染について解説!

マイコプラズマの感染が発覚した場合、パートナーから浮気を疑われがちです。しかし、浮気をしていなくてもマイコプラズマにかかる可能性は十分にあります。

この記事では、浮気してないのにマイコプラズマといった性病に感染するケースや、感染してしまった際の治療や薬について紹介します。この記事を参考に正しい知識を身につけた上で、パートナーと協力して対処できるようにしましょう。

浮気してないのにマイコプラズマにかかることはある?

マイコプラズマの感染経路は、主に性行為です。ほかにも、キスや粘膜接触などで感染に至るケースもあります。そのため、自身だけが感染した場合、パートナーから浮気を疑われてしまうことがあります。

浮気以外で性病に感染する原因としては、主に以下のようなケースが考えられます。

【浮気以外で性病に感染するケース】

・前のパートナーから感染していたが、今まで無症状で気付いていなかった・前のパートナーから感染していたが、潜伏期間となっていた・お互い性病に感染していたが、パートナーは別の病気の治療薬で治った・お互い性病に感染していたが、パートナーが先に治療をしていた・パートナーが性器ではなく咽頭や肛門に感染していた・パートナーが検査で偽陰性の結果を受けていた・パートナーが別の性病検査を行って陰性だった

このように、片方のみが感染していても一概に浮気とは言い切れません。

パートナーが感染していたとしても、浮気とは決めつけずにしっかり話し合うことが大切です。

浮気してないのにマイコプラズマにかかった場合のパートナーへの伝え方

実際にマイコプラズマに感染した場合、パートナーに適切な伝え方をしなければ、関係性が悪くなる可能性があります。しかし、どのような伝え方をするのがよいかわからない人も多いでしょう。

下手な伝え方をしてしまい、パートナーとの関係が悪くなってしまうことはできるだけ避けたいものです。

ここでは、性病に感染してしまった場合の対処法や、どのようにパートナーに伝えるべきかについて紹介します。

まずは医者に相談する

基本的に性病は感染のきっかけを特定することが難しいため、「どこから感染したのか」「どちらが先に感染したのか」などは分からないケースが大半です。

そのため、感染の有無を明確にさせるだけでなく、パートナーとの言い合いになることを防ぐために、まずは病院で医者に相談し、詳細を聞くことをおすすめします。

発症したことをパートナーに伝える

パートナーに対して性病に感染していることを伝える際、伝え方次第では壁ができたり、関係性が悪くなったりする可能性があります。関係悪化をおそれて、パートナーに伝えたくないと考える人も多いでしょう。

しかし、パートナーも感染していた場合は、完治後再度感染してしまう「ピンポン感染」を引き起こしてしまう可能性があります。そのため、性病に感染した場合、「パートナーに伝えない」という選択肢はあり得ません。

パートナーへの伝え方は関係性などによって異なるため一概にはいえませんが、「どちらが先に感染していたのか」といった犯人捜しはしないことが重要です。浮気を疑われた場合は、浮気を否定しつつ「パートナーも感染している可能性があること」「まずは一緒に受診したいこと」を告げましょう。

なお、パートナーも感染していた場合は、前述のように性病の検査でどちらが発端かは突き止められないため、お互いに言い合っても水掛け論にしかなりません。性病によっては性行為以外でも感染する場合があることを認識し、お互い疑心暗鬼になっている気持ちを抑えて、一緒に治していきたいという意思を伝えましょう。

もしパートナーが感染していない場合は、浮気でないことを信じてもらうほかありません。治療に専念するとともに、パートナーとの関係性を再構築することに努めてください。

パートナーと一緒に治療を受ける

パートナーも感染していた場合は、パートナーと一緒に治療を受けましょう。

自身が完治したとしても、パートナーが完治していなければ再度感染するリスクがあります。

加えて、自身が完治するとパートナーも完治したと思い込む可能性もゼロではないため、2人で治療を受け、医者から完治したと診断されることが大切です。

双方ともに完治したことが確認できるまでは、性行為は控えるようにしてください。

性生活についてしっかりパートナーと話し合う

性病を完治して終わりではなく、今後の性生活についてしっかり話し合うことが大切です。

たとえば、ピルで避妊ができていると考えて、コンドームを着用せずに性行為をしていた場合は、しっかりとコンドームをつけるように是正するなどが挙げられます。

話し合いにおいて大事なことは、これまでの性生活において何がよくなかったのかを振り返るとともに、互いに性病について正しく理解することです。オーラルセックスなどでも感染する可能性があるなど、性病について正しく理解して予防を徹底していれば、再感染するリスクを限りなく減らせるでしょう。

そもそもマイコプラズマとは?

マイコプラズマ(性病)とは、性行為により感染する性感染症のひとつです。

感染経路は主に性行為ですが、キスによる感染も確認されています。

なお、子供にかかりやすいマイコプラズマ肺炎とは異なるため、飛沫感染による発症の心配はありません。

そもそもマイコプラズマ肺炎と性病のマイコプラズマは、感染する原因が異なります。マイコプラズマ肺炎は「マイコプラズマ・ニューモニエ」が原因菌ですが、性病のマイコプラズマは「マイコプラズマ・ジェニタリウム」や「マイコプラズマ・ホミニス」が原因菌とされています。

マイコプラズマの症状

マイコプラズマの症状は、主に性器と喉に現れます。ここでは、マイコプラズマの症状について性器にみられる症状と喉にみられる症状に分けて紹介します。

性器の症状

マイコプラズマによる性器の症状は、以下のように男性と女性で異なります。

男性の場合

【男性の症状】

  • 尿道の違和感
  • 性器の痒み
  • 排尿痛

男性のマイコプラズマの症状には、性器の痒みや排尿時の傷み、尿道からの膿など、クラミジア感染症に似た症状がみられます。加えて、男性のマイコプラズマは、女性に比べて症状が出やすいことも特徴です。

治療せずに放置した場合は、精巣上体炎や前立腺炎などの症状が現れる可能性があります。その結果、生殖機能に支障をきたしたり、ED(勃起不全)になったりすることも少なくありません。

女性の場合

【女性の症状】

  • おりものの増加
  • 性器から膿が出る
  • 悪化すると不妊の原因に

女性のマイコプラズマの症状としては、性器周辺の傷みや痒み、おりものの増加などが挙げられます。ただし、女性の場合は、感染しても無症状であるケースがほとんどです。また、症状が出た場合でも、男性に比べて軽症であることが多いです。

そのため、気づかないうちにパートナーに感染させてしまう可能性があります。さらに、自身も気づかないうちに症状が悪化し、不妊になることも少なくありません。

喉の症状

マイコプラズマが喉に感染すると、咳が出やすくなり、違和感や痛みを伴います。

しかし、症状が普段の風邪と似ているため、マイコプラズマに感染したと自覚することが難しいです。そのため、自覚がないまま感染を拡大させてしまうおそれがあります。

また、放置すると扁桃腺炎などの病気を発症するケースもあるため、少しでも性病への感染が疑われる場合は風邪と決めつけず、医療機関を受診しましょう。

マイコプラズマの検査方法と検査費用について

マイコプラズマは、DNAを調査する「PCR検査」で確認をします。

男性の場合は尿検査を、女性の場合は膣分泌液を採取し検査します。また、喉の感染が疑われる場合は、うがい液を採取して検査を行います。

マイコプラズマの検査は2022年から保険診療が可能となり、検査費用の相場は約10,000円ほどです。しかし、保険診療の場合は、性器と喉の検査を同じ月に行うことはできないため注意が必要です。

また、恥ずかしさから通院を躊躇する人や、仕事などが忙しく通院できない人のために、インターネット通販などで検査キットが売られていることがあります。ただし、検査結果が陽性だった場合は当然ながら病院を訪れることになるため、医療機関での検査をおすすめします。

マイコプラズマの治療方法と治療費について

マイコプラズマは細菌による感染症であるため、治療は抗菌薬や抗生物質を使います。

マクロライド系、ニューキノロン系が推奨されていますが、マイコプラズマは薬剤耐性菌が多く、従来の抗生物質では効かないケースも増えつつあります。

マイコプラズマをはじめとした性病を治療する際は、処方された抗生物質を必ず飲み切ることが大切です。途中で飲むのを中断してしまうと、死滅しきれていない菌が薬剤耐性菌となり活動を再開してしまうおそれがあります。再度治療しようとしても服用していた抗生物質が効かない可能性があるため、別の抗生物質を再度飲み進める必要があります。

なお、抗生物質は、基本的にドラッグストアなどで市販されていません。入手するには病院を受診し処方箋をもらう必要があります。そのため、ネットなどで売られている薬などを誤って服用しないようにしましょう。

まとめ

たとえ浮気をしていなくてもマイコプラズマに感染してしまう可能性はあります。潜伏期間中に気づいていない、他の病気の治療で片方だけ完治したなど、考えられる理由はさまざまです。マイコプラズマに感染していることが判明した場合は、まずは医師に相談し、パートナーと話し合った上で治療に励むようにしましょう。

また、マイコプラズマは、男性と女性で症状が異なります。無症状で発症に気づかないケースも少なくないため、性病を疑った時点で受診するようにしましょう。

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